模糊日記

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読書、アニメ、マンガ、ロードバイクなど思ったことを書きます

共感できる!欅坂46 アンビバレント

超絶久々の更新になりました。

就職して色々バタバタして上手く時間が作れずにいました。

これからはマイペースながら更新頻度を増やしていきたい所存でこざいます。

 

友達の家で見た欅坂46の欅共和国2017の映像を見て欅坂46にはまってしまったのです。それからというもの直ぐにそのBDをAmazonでポチって、友達からもらったシングルCDをリピートするというハマり具合です。AKBとか乃木坂に興味を持たなかった自分なのに何故か欅にはどっぷりとはまってしまいました。

ここで8月に発売されたアンビバレントが素晴らしすぎたのでとてつもなく今更ながら書いてみたいと思います。

 

若者に向けられたメッセージ性が強い歌詞になっているなの個人的には感じました。

特にさとり世代と呼ばれる世代の生活、息苦しさ、思考を映し出していると感じました。歌詞を作っているのは秋山康さんなので、AKBグループのどれか、乃木坂が歌っていたかもしれないが、欅坂が歌うからこそこの楽曲は生きるのだと思います。

かく言う私もさとり世代と呼ばれる年齢であり本当にこの歌詞には共感しっぱなしである。

 

誰かと一緒にいたって

ストレスだけ溜まってく

だけど一人じゃずっといられない Ambivalent

誰かといる事は確かにストレスが溜まっていくと思う。さらに言うと誰かが妥協しなければ誰かと一緒にいるときは進んでいかない。だから一人でいる方が楽なはずだが、何かがあれば人に話したいと言った真逆の欲求が心のどこかに眠っているものだと思う。

 

ずっと自分だけの世界に

引きこもっていたいのに・・・

青空の下で、まだ無理をしなきゃいけないか

 人付き合いが苦手の人はこの歌詞に共感できるような気がする。私もあまり人付き合いが得意の方ではないと思っている。(他者からの評価がどうかは知らないが・・・)

「青空の下で、また無理をしなきゃいけないか」青空は俗に言うウェイウェイ系の人。そんな人がいるグループに放り込まれた時の自分の世界を持っている人が感じる感情がこの一節に含まれている思う。個人的な偏見かもしれないがウェイウェイ系の人は自分の言動や行動がマジョリティーだと思っている傾向があると私は思う。よって何かしらのグループ活動や、飲み会などに出ることになると、あまりそう言うのが得意じゃない人は必然的に無理して話を合わせたり、機嫌を損ねないように気を張っていなければいけない。本当にうまいこと書いているなと思う。

 

願望は二律背反

押し付けの理性なんて信じない 

 私はアンビバを聞いて初めて二律背反という四字熟語を知りました。意味は、ある命題とその否定命題とが共に、正しい論理的推論で得られる場合の両者の関係。この歌の中では「孤独なまま生きていたい」「一人になりたい」という一人でいることを肯定する歌詞と「だけど一人じゃ生きられない」人付き合いを肯定する歌詞が存在する。この二つが二律背反の関係と言える。二つとも正しい論理なのかもしれないと言ってからの「押し付けの理性なんて信じない」という歌詞が続く。この記事を書くにあたって理性という言葉を改めて調べたところ「道理によって物事を判断する心の働き。論理的、概念的に思考する能力」「善悪、真偽などを正当に判断し、道徳や義務の意識を自分に与える能力」つまり、一人でいることを正とするかそれとも誰かと上手くやっていく(話を合わせていく)が正とするかは誰かに言われて考えるものではなく自分で考えて答えを出すしかないというメッセージだと思う。

 

あっちを立てる気もないし

こっちを立てる気だってまるでない

人間関係 面倒で及び腰

話を聞けば巻き込まれる

いいことなんか あるわけないじゃない

それでも誰かがいなけりゃダメなんだ 

このフレーズは良いことを言っていると本当に思う。人は自分本位だからあまり周囲のことに気を張って相手を立てるようなことをする必要はない、下手に近づいたりすると、変なことに巻き込まれてしまうというのを上手く表している。しかし、最後に反する言葉で締めくくられる。何かで聞いた話だがストレスフリーにした状態のマウスと、ストレスを与えたマウスどちらが長く生きれるかを調べたらなんとストレスを与えられたマウスの方が長生きしたそうだ。最後に反する歌詞が入るのはきっと人間には適度なストレスや変化が必要でそのためには誰かがいなければいけないのだと示しているのだと思う。 

 

長々と書いてしまいましたが、アンビバレントは2018年のレコード大賞候補、そして年末にかけての様々なテレビで聴けると思います。ダンスのパフォーマンスも良いですが是非歌詞にも注目して欲しいです。

 

アンビバレント(通常盤)

アンビバレント(通常盤)